宮崎駿のある新しい生活。
新刊のおしらせです。
出版社(すいれん舎)にホームページがないので、パンフレットを全文転載します。
17年10月刊行 ハンセン病人権マンガ
『麦ばあの島』
ハンセン病患者・家族の苦しみが胸に迫る感動の物語
仕様
A5判 上製本
全4巻(分売不可)
定価
各巻 本体3,800円+税 / セット価 本体15,200円+税
作・画
古林海月
監修
蘭由岐子(追手門学院大学教授)
ISBN
1巻 978-4-86369-509-2
2巻 978-4-86369-510-8
3巻 978-4-86369-511-5
4巻 978-4-86369-512-2
セット 978-4-86369-513-9
すいれん舎
刊行にあたって
INTRODUCTION
ハンセン病問題は1996年の「らい予防法」廃止以後のいまもなお、日本社会における重大な人権侵害の事例として注目を集めている。そうした社会の関心と相まって、教育現場ではビジュアルなものでハンセン病問題を学べる教材が要望されている。
本書はプロの漫画家によるハンセン病問題を主題とした書き下ろし一大長編コミックである。
小学生から手に取ることができ、大人にも読みごたえのある作品となっている。
主人公の置かれた境遇に感情移入して読み進めるうちに、ハンセン病をとりまく様々な事象を学べる構成になっている。多くの読者の手に渡ることを願って本書を刊行する。
ストーリー
1996年夏、姫路–望まぬ妊娠をした短大生・小林聡子は姉に付き添われ中絶した帰路、上原麦という老女と知り合った。小さなヘアサロンを開いている麦はかつて堕胎した経験があるようで、水子地蔵を大事にしていた。投げやりになっていた聡子は、何十年も前に亡くした子どもにこだわる麦に反発をおぼえながらも彼女の身の上話を聞くようになる。
麦はかつて、岡山の小島にある療養所に隔離されていた過去があった。そこで麦はいったいどのような経験をして生きて来たのか–。麦、その友人の恵子らとの交流を重ねてゆくうちに、聡子は自身の生き方を見つめなおしてゆくようになる。外島保養院、邑久光明園というハンセン病療養所を舞台に、戦前、戦後を生きた女性たちの人生の物語を通じて、ハンセン病問題に迫る渾身の書き下ろしコミック。全27話、800ページの大作。
著者
古林海月 ふるばやし かいげつ
鹿児島県生まれ。2003年「夏に降る雪」で『イブニング』からデビュー。
著作に『米吐き娘』シリーズ、『わたし、公僕でがんばってました。』(いずれもKindle版)などがある。公務員時代に仕事でハンセン病療養所・邑久光明園を訪問。その後も入所者・退所者らと交流を重ねながら本作の執筆をつづけてきた。
本マンガの特徴
POINT OF THIS COMIC
1 ハンセン病問題理解に最適のマンガ
ハンセン病を患った3人の女性たちの人生を克明に描くことから、ハンセン病問題を照射。
隔離、断種、堕胎、患者労働、社会復帰から家族の被害等々、ハンセン病問題を理解するために最適の作品。
2 当事者との交流、資料収集によるストーリー構成
著者は元自治体職員。長年にわたる当事者との交流、関連資料の収集・精読を重ねて登場人物を造形、ストーリーを構成した。
3 わかりやすい総ルビと注
総ルビをふり、小学生でも読めるようにした。療養所内の慣習、特殊用語、医学用語などには専門家による簡潔な注を付し、理解しやすいように努めた。
4 ハンセン病研究第一人者による監修
ハンセン病研究の第一人者による監修があり、誰でも安心して読める内容となっている。
推薦 屋 猛司(国立療養所邑久光明園入所者自治会会長)
ハンセン病の予防に関する法律が1907年(明治40年)法律第11号として公布され、2017(平成29)年で110年になります。現在、日本ではハンセン病を発症する人はいません。また現在に至るまで、日本にある療養所で勤務された医師をはじめ多くの関係者の方々にも感染・発症は一人もみられません。衛生面・栄養面の問題で現在も発症している国はありますが、たいへん微弱な感染症で、現在の医学では早期に治療をおこなえば、後遺症も残らず完治する病のひとつです。
古林海月さん作画の『麦ばあの島』は、国の誤ったハンセン病政策によって生まれた偏見・差別のため、悲惨な人生を歩まなければならなかったひとびとの実状を、邑久光明園の前身である外島保養院時代から現在までの歩みに沿って、実在した人物等をモデルに書かれたものです。
この本を読み多くの皆様に、ハンセン病について正しく理解をしていただきたいと思います。そして身近な方々とともに理解を深めていただきたいと願います。
おすすめ先
◆学校図書館(小学校、中学校、高等学校) ◆大学図書館 ◆教会
◆社会福祉専門学校 ◆公共図書館 ◆マスコミ ◆労働組合事務所
◆官公庁(健康増進課、健康福祉課、疾病対策課、人権対策課ほか)
◆人権センター ◆男女共同参画センター ◆布教所 看護学校
◆寺院(浄土真宗大谷派・曹洞宗) ◆小学・中学・高校・大学教員
株式会社すいれん舎
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-14-3-601
TEL 03-5259-6060 FAX 03-5259-6070
- - - - - - - - - - - - キリトリ - - - - - - - - - - - -
すいれん舎 FAX. 03-5259-6070 申込書
ハンセン病人権マンガ『麦ばあの島』 全4巻(分売不可)
定価
各巻 本体3,800円+税 / セット価 本体15,200円+税
ISBN
1巻 978-4-86369-509-2
2巻 978-4-86369-510-8
3巻 978-4-86369-511-5
4巻 978-4-86369-512-2
セット 978-4-86369-513-9
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構想から12年かかった漫画が、ようやく出版できることになりました。
今月末刊行予定です。
取材に協力してくださったり、応援してくださった皆様、ありがとうございます。
無事出版できたことに加え、今回ラッキーだったことがいくつか。
1.装丁を気鋭のデザイナー小玉文(こだま あや)さんが担当してくださいました。
「ナスカの電子回路マスキングテープ」や、錦鯉をイメージしたデザインの日本酒ラベルで有名な方です。
http://bullet-inc.jp
http://bullet-inc.jp/works/KOI.htm
2.カバー印刷は技能オリンピックで金メダルをとった方が受け持ってくださいます。
3.担当さんが某所で宮崎駿監督をみかけ、このパンフレットを手渡すことができたそうです。
よく受け取ってくれたなあ(゚ーÅ)
報告を受けたさい、私の脳裏に浮かんだのは、テレビの特番で宮崎監督が若手アニメーターのプレゼン作品をばっさり酷評するシーンでした( ̄∀ ̄;)
今回、図書館や団体向けの価格設定なので、個人で気軽に買っていただける値段でないのが申し訳ないです。
お近くの図書館で購入リクエストを出してくださるとうれしいです。
Fine & Bright 宮崎駿 お客さまとともに
稼働終え、帰宅
先日TVで放送された
”ルパン三世 カリオストロの城”
やっと見れるタイミングが
小学校高学年~高校一年くらいまで、
作品で言ったら
魔女の宅急便くらいまでの
宮崎駿アニメが当時好きで
ラピュタに関しては
ビデオ流しながらほぼセリフを
同時に言えるくらい大好きでした。
でも、ラピュタを見ながら
セリフを一緒に発している自分を見て、父親が
「そんなアニメばかり見る暗い人間にはなるなよな・・・」
と、当時
心配するセリフを吐いたんですよね。
今でこそ、宮崎アニメは
むしろ子供に見せたいと思えるアニメの代名詞ですが、
自分の親くらいの世代の多くは、
アニメや漫画に対して
どうしても、”根暗”とかの偏見を持っていたので
アニメの内容とか関係なく、否定的でした。
自分としては、
親にもこのアニメ(ラピュタ)の内容の良さを知ってほしくて
しょっちゅう再生して見ていたんだけどなぁ。
カリオストロ見つつ、
そんなこと思い出しちゃいましたよ
1月23日
朝:
昼:
夜:味噌ラーメン