炎と怒りについて押さえておくべき3つのこと

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間違いだらけの炎と怒り選び

 炎と怒り」、トランプ政権の内幕をつづったといわれる本が発行され、発売と同時に売り切れになるほど注目を浴び、大きなニュースとしてわれわれのところまで届いている。

当然、僕もまだ読んでいないから、新聞やテレビのニュースや解説の中で判断するしかなく、立ち入ったことは言えないが、われわれがとやかく言う前に、書かれた話の中心人物であるトランプさんが激しく反論しているのが面白い。

大統領としての能力だけでなく、本質的な知性まで疑われているのに対し、発言の記事を丸写しすると「私の二つの偉大な財産は精神の安定と賢さ」、「単に賢いというよりも、天才に値する。とても安定している天才なのだ!」と……。

われわれ日本人の感覚からすると、まず、これだけの言葉で自らを自慢、広言すること自体ありえないなと思う。が、書かれた(やられた)暴露本に対し黙ってられない性格だからそれはよしとしよう。

でも、これまで大統領に就任して「やはり世界の頂点に立って引っ張ってきた国の大統領だ。すごいね、頭が下がるネ」と思わせてくれたことあったかな。「アメリカンファースト」というより「アメリカは白人の国、アメリカ白人ファースト」にこだわり、民主主義、自由主義、資本主義、人種的非差別主義によってアメリカの白人が仕事をなくし貧困化、日々の生活に苦しんでいる、それをまず救わなくては。そのためには世界の国々や人のためにつぎ込んでいるカネをストップさせ、さらに海外投資や海外生産をアメリカに引き戻すこと、そのために次々、荒っぽいやりかたで、長年の秩序を壊し続けている。

「アメリカファースト、アメリカンファースト」に対し聞く耳を持たないというなら百歩譲ってもいい。

 が、やはりあまりにも無知、あまりにも歴史を知らない。でなければあまりにも手前勝手で横暴だろう。アメリカの建国の歴史、アメリカが積極的な移民政策をとり、有色人種といわれる人が社会を構成するようになったのはなぜなのか。そして偉大な発展の基礎を築いたのはどんな人たちだったのか。(ペンタゴンの頭脳は数字に強いインドの人たちだよ)

 結果、世界一の富める国になった。そのために肉体労働、汚れる仕事を厭い、世界の“後進国”へ生産を移転し、金融証券、つまりカネを動かせて稼ぐことに走った。それだけではない、生産の海外移転はコングロマリットによって財を世界に預け拠点にして荒稼ぎし、アメリカ本土へ吸収していったのではなかったか。

 しかし世界の国々も必死の努力で産業を育て、蓄財しわずかながらアメリカに対抗できるようになってきた。その結果がアメリカの産業、アメリカの働く人たちの相対的な地盤沈下が起こり、今にいたっているのではないか。

それをトランプさんは「援助している」国々や有色人種のせいにして、放言し荒っぽい政治を進めている、そのトランプさんを誰が「まとも」と考えるだろうか。

地球温暖化に対する世界の知恵の結集と努力の成果ともいうべき「パリ協定」の脱退、おかしいよネ。ニューヨークなどが今大寒波に襲われている。トランプさん「それみたことか、温暖化なんてうそっぱち」と言いたげな言動が報じられた。やはり、失礼というよりアホなのではないか。温暖化は間違いないが、要は「気候変動」なのだ。アメリカで大寒波、一方オーストラリアで50度近い熱波、その変動を繰り返す中で地球は壊れていっていることを知らなければならないのだ。

トランプさん「私は天才」、いや、やはり「天災」の間違いだよネ。

炎と怒りで学ぶイスラム教

拳銃をもった殺人犯ではない。

丸腰で160㎝の小柄なベトナム人だった。

群馬県大泉町の事件である。上半身はだかであるため警察に職質された。男は捕まるのが嫌で逃げた。左手に手錠が残った。容疑は警察の大好きな「公務執行妨害」である。男が警官の腕をかんだというが、そもそも、裸でいるところを見つからなければ逮捕されることはなかった。上半身裸の男が路上を歩く光景はベトナムでは珍しいことではない。

在京テレビは「手錠をした男が逃げた」と大々的に報じた。凶悪事件を起こした犯人のように。テレビというのは、リアルタイムで動く「絵になる」ニュースに飛びつく。捜索に当たる警官の映像を繰り返し流し、住民に「恐いでしょう」とマイクを向ける。確かに、得体の知れない人間が身近にいれば恐いだろう。

だが、どれほど恐いというのか。

1日に逮捕された男は、不法残留と無免許運転がばれるが嫌で逃げたと供述している。彼は、東京や大阪にいくらでもいるオーバーステイの外国人の一人にすぎない。今回の過大報道にはゼノフォビア(外国人恐怖症)も関係しているのではないか。

テレビは恐怖を煽りたがる装置である。

どうやら、恐怖は金になる。

* * * * *

同じように「恐い」のが北朝鮮だ。

核を積んだICBMは恐い。

だが、どれほど恐いのか。

http://www.newsweekjapan.jp

中国は1964年に核実験に成功し、現在200発以上の核弾頭を保有している。ICBMも70年代から配備している。これは、あの、身の毛もよだつ文化大革命の時期に重なる。人権状況は今の北朝鮮よりひどかったかもしれない。しかも、中国には膨張志向があった。今の北朝鮮よりずっと危険な存在だった。

半世紀経て歴史を検証できる立場にある私たちは、よく考えなければならない。あの時、中国を空爆し戦争の扉を開くべきだっただろうか。

当時の中国と比べると、少なくとも、今の北朝鮮には膨張志向はない。金王朝とその貴族たちが望むものは第一に自己保存だろう。いつ米国に滅ぼされるか、彼らはそればかり気にしている。

核問題は外交手段で対処すべきであって、恐がり過ぎて軍事オプションによる解決を熱望してはならない。恐いから、いっそ恐怖に飛び込む、心理療法でいう「恐怖突入」のような状態に人々が陥らないことを祈っている。

* * * * *

実に、恐怖は役に立つ。

日米朝の現政権は、半島危機によって奇怪なウィンウィン関係にある。

危機に際して人々は保守的になる。安倍政権の支持率低下に歯止めがかかった。トランプ氏も失言、失政による国内の混乱から国民の目をそらすことができる。北朝鮮では国威が発揚し正恩氏の求心力が高まる。米は最近、日韓に高額の武器を売り込んでいる。

国民がこわがるほど都合がいいので、火に油をそそぐ。トランプ氏が「世界が見たこともないような炎と怒りに直面する」「軍事行動は間違いなく選択肢の一つ」と声高に述べれば、グアム沖に弾道ミサイルを撃ち込むぞと北朝鮮が脅す。実際、日本上空を通過するミサイルを発射し、広島原爆の10倍以上の威力を持つ「水爆」実験を行った。

正恩氏もトランプ氏も安倍氏も、本当の戦争を望んではいないだろう。だが、この緊張を最大限利用しようとするに違いない。国民の恐怖は募る一方だ。これは危険過ぎる遊戯だ。

* * * * *

最近、ベトナム出身の禅僧、ティク・ナット・ハンの著作をよく読んでいる。

ティク・ナット・ハン ja.wikipedia.org

ベトナム戦争で師や友を失い、故国の惨状を見つめた彼は、仏道の実践、宗教者の協調による平和運動に取り組んだ。米のキング牧師とも交流があり、60年代にはノーベル平和賞の候補にもなった。

彼が繰り返し説くのは、負の感情の種子に水をやってはならない、ということだ。私たちの心にはネガティブな種だけでなく、愛情や思いやりといったポジティブな種もある。後者に目もくれず怒りや恐怖にばかり水をやり続けるとどうなるか。茂った葉は心を曇らせ、蔓を伸ばして時代を縛る。

「苦しみや悲しみの主な原因は、他者ではなく、自分の中にある怒りの種」と彼は言う。負の種子を育てると苦しみもいっしょに育つ。「他者への暴力は、自分自身への暴力にほかならない」。仏教の縁起説はそう教える。負の種子は消しようがないだろうが、ありのまま、その場におけばよい。誰かに煽られて水をやることはない。

第一次世界大戦の前夜、ヨーロッパの人々は戦争が起きそうだと感じていたが、誰も本当に起こるとは考えなかった。脅しの応酬を甘く見ない方がいい。

恐怖は原寸大で受け止めたい。


炎と怒り 関連ツイート

迸れ 赫灼たる 焦熱の炎よ

地割り来れ 千丈這い尽くす灼熱の奔流

燃え立つ赫き怒りと共に、跡形もなく灰燼と化せ

再生の炎聖(えんしょう) 滅びの炎華(えんか)
偉大な汝の名において我は永久に誓わん

━━創世の火を胸に抱きし灼熱の神霊・ファイヤードレイク 今ここに顕現せよ!

RT @amneris84: わ~(>_<)言われていたトランプ大統領のダメさ加減って本当だったのか~。あと、バノンはもう力がない、と。「バノンを日本で歓待した隠れウヨ政治家は、無駄金を使ったってこと」と →トランプ暴露本『炎と怒り』を一気に読んで憔悴しきっている|りんがる|n…
夢を…見ていました。夢の中の私は、とても楽しそうに笑っています。でも、その心の中では、炎のような強い怒りを迸らせていました。そして、その片隅にちょっとだけ憂いと悲しみがあったのです。ああ…夢の中の私は、その人は、怒りも悲しみも笑い飛ばせるほど強い人なのです。
大原ケイさんによるマイケル・ウルフ著『炎と怒り(Fire and Fury)』の紹介。題名の由来、著者のスタンスについても具体的に解説。 RT トランプ暴露本『炎と怒り』を一気に読んで憔悴しきっている|りんがる|note(ノート) https://t.co/RqACj2jG5Q

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