ブックマーカーなら知っておくべきフィリッポの5つの法則
これが第1節になる。
今『ヒストリエ』はここ。
ちなみにあと18節残ってる。
絶対に終わらない。
まだ1節目の半分も終ってないんですが、それは大丈夫なんですかねぇ…?
色々ね、原作を読むと分かることがある。
ネアルコスは良い奴。
ペウケスタスは死ね。
(岩明均『ヒストリエ』6巻p.63)
(六巻p.132)
ペウケスタス…人間の屑がこの野郎…!
あんまりネタバレになることはしたくないからしないけれど、この記事を書いた理由は次の事柄を引用したいからという理由になる。
アンティゴノスがエウメネスが立て籠る砦を包囲したシーン。
十節より。
「 アンティゴノスが攻めて来て包囲を始める前にエウメーネスを会談に招いたところが、エウメーネスはアンティゴノスの味方でアンティゴノスの後に軍を指揮するものは多いが、自分はその為に戦ってやっている人々のうちに自分の後に残るのが一人もいないと答え、自分と会談したいなら人質を送れと言ってやった。またアンティゴノスが目上に対する様に物を言えと求めると、『私が剣の主人である限り、自分の目上のものは一人も認めない。』と言った。それでもアンティゴノスは、エウメーネスが要求したように甥のプトレマイオスを要塞に寄越したので、エウメーネスは下りて行って互いに抱き合って挨拶を交わしたのは、前に非常に親しい間柄だったからである。会談は長い時間かかってエウメーネスは自分の身の安全や講和については一言も触れず、太守領を自分のものと確認し褒美に貰ったものを戻してくれと要求したので、そこに列席した人々は驚いてその気位と自信に感服した。しかしマケドニア兵の多数がエウメーネスというのはどういう人かを見たがって、ひと時に駆けつけてきた(ネタバレ防止のために中略)。アンティゴノスは暴力沙汰が起こってはいけないとエウメーネスのために心配して、最初は大声で立ち寄るなと制し、押寄せるものに石を投げたが、仕舞には両手でエウメーネスを抱き、親衛隊に群衆を追い散らさせて、やっと安全な場所に出すことができた。
このシーンがねぇ…どうしてもヒストリエの中で描かれるフィリッポスを僕に想起させる。
特に目上に対する~って所が、以前は王だったという設定なら非常に映える。
フィリッポスに対してこれらの事を行ったとすれば、非常にすんなりと情景を描くことができる。
だから多分、アンティゴノスはフィリッポスなのだと思う。
それに、史実ではメナンドロスはアンティゴノスの部下として出てくる。
メナンドロスとアンティゴノスのやりとりも、やっぱりメナンドロスとフィリッポスとしてイメージできてしまう。
アンティゴノスは史実だとエウメネエスとやり合いまくる(意味深)から、色々アンティゴノスとの間柄を描くべきなのだけれど、今の所ヒストリエでアンティゴノスは出てこない。
かなり親しい間柄であったはずなのにも拘らず。
だからまぁ、普通にアンティゴノスはフィリッポスが変身してなるんだと思います事よ?
あれ!?
思いのほか書くことがない。
でもいっかぁ。
ではまた。
Design Your フィリッポ 夢ある明日を
Museo di Palazzo Vecchio
今日はフィレンツェの市役所があるヴェッキオ宮殿内にある美術館(博物館)について紹介します。
フィレンツェといえば、やはりボッティチェッリの「春」、「ヴィーナス誕生」などのあるウフィッツィなので
ウフィッツィ美術館に押されて影が非常に薄いヴェッキオ宮殿美術館ですが、
とても見ごたえのある美術館です。
それに、こんなに立派で中心街にあるにもかかわらず、大きな混雑もなく、
ゆっくりとマイペースに見ることができるので結構穴場といえるかもしれません。
では、今日から数回に分けて、ベッキオ宮殿の見どころや私的お気に入りな作品を紹介します。
なお、記事で紹介する順番はコースに沿ってはいません。
まずは・・・
フランチェスコ1世の書斎 Lo Studiolo di Francesco I
こちらは「フランチェスコ一世の書斎」 (1570- 1575年に完成) です。
写真は主にインパクトのあるデコレーションを施された天井に近い部分を撮影してありますが、
丁度その下部の絵の裏に、なんと秘密の通路や、宝などを保管できるスペースの為の
隠し扉があるのだそうです。
寝室への秘密の通路やお宝を見学するには、この部屋専用のガイド付きツアー(要予約)で可能です。
ガイド付きツアーや書斎の詳細についてはこちらをどうぞ。→
さて、お次は
ヴェッキオ宮殿美術館に来たら、見たいものの一つが下の聖母子像なのですが、
これは一部の人にはやはり人気があると思います。
聖母とバンビーノとサンジョヴァンニーノ
それは何でかというと、よく見ると右上に小さくUFOらしい絵が描かれているからなんです。
よくUFOサイトなどで、ルネサンス絵画にUFOが描かれている、という理由で
UFOとか宇宙人などに関心を持っている人に知られていますし、
イタリアのミステーロ(MISTERO)というミステリーや陰謀論について話すTV番組でも紹介されました。
ちなみに作者はいろんな説があって曖昧なようです。
ネット上では間違って(?)フィリッポ・リッピ作だと書かれていることもありますし、
専門家はセバスティアーノ・ミナルディの作品とも、また違う専門家はヤコポ・デ・セライオと言ってるとか。
過去記事にこの絵について書いています。興味のある方はどうぞ!
次は
カッペッラ・デイ・プリオーリ Cappella dei Priori
こちらの礼拝堂は個人的には好みではないのですが金で装飾が施されていて豪華で
一つ一つ丁寧に描かれていますし、見どころの一つと言えると思います。
それと天井や壁全体に描かれている人物や動物などの描かれ方が何か少し意味があるのかなと、
気になることもありました。現時点では何を示唆しているのかはわかりませんでしたが・・・。
Museo di Palazzo Vecchio ヴェッキオ宮殿美術館
Address 住所
Piazza della Signoria シニョーリア広場
Tel. 055 2768325 電話055 2768325
Opening hours 開館時間
1st October-31st March 10月1日-3月31日
Mon/Tue/Wed/Fri/Sat/Sun 9-19 月火水金土日 9-19時
Thursday 9-14 木 9-14時
1st April-30th September 4月1日-9月30日
Mon/Tue/Wed/Fri/Sat/Sun 9-24 月火水金土日 9-24時
Thursday 9-14 木 9-14時
*ブログ上のインフォメーションはあくまでも2014年夏現在のものです。
突然の変更、夏季などの特別休暇や工事のため長期閉館もありうるのであくまでもこちらで書いてあることは目安として、行く前に各自それぞれのサイト等を見て確認することをお勧めします。
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